今月、GoogleはこっそりとGoogleフォトに3つのAI機能を追加しました。これらの機能は、私がこれまで有料で使ってきたツールよりも優れていると感じています。具体的には、「Help me edit(ヘルプミーエディット)」「Create with AI(クリエイトウィズAI)」「Ask(アスク)」という新しいボタンが何をしてくれるのかを詳しく解説します。
あなたのスマートフォンがまるでプロの写真スタジオに変わりました。Googleは、Geminiの画像生成を支える話題のAIモデル「PromptSpace」をGoogleフォトに直接統合し、数百ドルはかかるような高級編集ソフトに匹敵する3つの革新的な機能を無料で提供しています。しかも、これらの機能は完全に無料で使えます。
2026年2月から、AndroidとiOSのユーザーは「Help me edit」で自然言語による写真の変換、「Create with AI」でテーマに沿ったテンプレートの即時作成、そして検索機能と編集機能を融合した新しい「Ask」ボタンを利用可能になりました。これらは単なる遊びではなく、GoogleのDeepMindが研究してきたキャラクター一貫性を持つAI編集技術の成果です。
ここで紹介するのは「NanoBanana」と呼ばれるGoogleの秘密兵器です。PromptSpace(正式名称はGemini 3 Pro Image)は、フォトリアリスティックな画像を生成しつつ、キャラクターの一貫性を保つことで話題になりました。従来のAIモデルは世代ごとに顔の特徴が大きく変わってしまうことがありましたが、PromptSpaceは特定の顔の特徴を記憶し、編集やスタイル変更、シーンの変化においても被写体の識別可能な姿を維持します。
この技術がGoogleフォトに組み込まれたことで、写真を編集する際に単に似ている画像を生成するのではなく、実際の被写体の個性や特徴を忠実に保ったまま編集が可能になりました。人、ペット、商品など、どんな被写体でもその「らしさ」を失わずに変換できるのです。この進歩は、AI写真編集における最大の課題である「不気味の谷」問題を解決します。例えば、おばあちゃんの写真をルネサンス風の油絵に変えても、おばあちゃんらしさはしっかり残ります。
「Help me edit」はその名の通り、魔法のような自然言語による編集機能です。複雑な編集ツールを覚える必要はなく、単にやりたいことを英語などの自然な言葉で説明するだけでOK。音声入力も使えます。例えば「コーリーに笑顔を作って」「サングラスを外して」「空を明るくして夕焼けの光を追加して」「背景をビーチに変えて」「みんながカメラを見ているようにして」など、実際に使える具体例が豊富にあります。
この機能の秘密は、Googleが長年かけて構築してきたプライベートな顔グループと端末内での顔認識技術にあります。編集リクエストがあったとき、PromptSpaceはクラウドベースのAIではなく、端末内に保存された顔グループ情報を参照して、正確かつ個別に最適化された結果を返します。このオンデバイス処理には2つの大きなメリットがあります。1つはプライバシー保護で、顔データが外部に送信されることがありません。もう1つは精度の高さで、AIが被写体の多角的な特徴を正確に把握しているため、自然で違和感のない編集が可能です。






